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「諦めずに行動を」
【減災新聞】〈ひと・もの・まち〉 閖上の教訓、伝え続ける 宮城県防災指導員の太田幸男さん(53)

社会 | 神奈川新聞 | 2018年3月1日(木) 17:56

宮城県防災指導員の太田幸男さん
宮城県防災指導員の太田幸男さん

 「まちが一瞬にして津波で消えてなくなり、多くの命が失われた」。横浜で昨年11月に開かれたオールかながわ企業防災連絡会のシンポジウム。講師に招かれた宮城県防災指導員の太田幸男さん(53)は、東日本大震災直後の状況を振り返った。

 当時は、海際の宮城県名取市閖(ゆり)上(あげ)地区にあった市サイクルスポーツセンターに勤務。激しい揺れの後、携帯ラジオを探したが見つからず、車で渋滞を避けながら避難した。「10分ぐらい無駄にしてしまった。自分では冷静なつもりでも、気が動転していた」。その後、市の災害対策本部にボランティアで入り、救助活動に関わった。

 今、閖上の復興が遅れているのは「市会議員を含め地域の世話人が命を落とし、合意形成ができなかったからだ」とみる。

 その影響は避難所でもみられ、「まとめ役がいないので統制が取れず、炊き出しすら受け入れられなかった」と指摘。「被災者自らが考えなければいけない」と、被災後の共助のあり方を問うた。

 そして、こう呼び掛ける。「災害に巻き込まれても、諦めずに行動を」

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