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制度不在の「出国検疫」発着クルーズ増、“逆輸入”の危険

社会 | 神奈川新聞 | 2020年2月4日(火) 22:25

 新型コロナウイルスの感染者が乗船していたクルーズ船が横浜港で停泊し、船内で乗客ら約3700人の検疫が続いている問題は、出国時に検疫しない制度の課題を浮き彫りにした。これまでの検疫制度は入国時に重きを置いてきたが、今回は検疫を受けないまま出国した感染者が“密室”となったクルーズ船内で他の乗客らと長時間接触し、その乗客らが入国するという「ブーメランのような状況」(政府関係者)になったことで、さらなる感染拡大という事態が懸念されている。横浜など日本発着クルーズの人気が高まり、政府も後押しする中、発着港が感染拡大の発信源となりかねず、出国時も検疫を実施すべきとの指摘が浮上している。

 香港の衛生当局によると、感染した香港の男性(80)はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船する前日の1月19日からせきが出るようになり、翌20日に横浜で乗船。

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