中国湖北省武漢市を中心に新型コロナウイルスによる肺炎患者が拡大している問題で、相模原市は30日、友好都市の中国東部・無錫(むしゃく)市に、支援物資としてマスクを1万枚、ウイルス感染の防護服一式を220セット送った。無錫市から支援要請があったという。
発送したのは、市保健所が備蓄していた医療用のサージカルマスクと、感染防止に有効なN95マスク、防護ガウン、ゴーグル、手袋などのセット。職員が同日午後、市役所から運び出し、車に積み込んだ。
無錫市は上海の近くに位置する、人口約650万人の大都市。相模原市によると、30日午前11時時点で10人の患者が確認されている。29日に「市を挙げて感染防止と治療に取り組んでいるが、医療物資が不足している」とメールで要請があった。