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憲法9条、またもノーベル平和賞を逃す 相模原で実行委員会が会見

社会 | 神奈川新聞 | 2016年10月8日(土) 02:00

会見で今後の活動について話す鷹巣さん(左から2人目)=相模原市南区
会見で今後の活動について話す鷹巣さん(左から2人目)=相模原市南区

 今年のノーベル平和賞を逃した「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会は7日、相模原市内で会見を開き、今後も活動を続ける決意を表明した。

 ノーベル平和賞の受賞候補となったのは3年連続3回目。“三度目の正直”を目指したものの今年も受賞には至らなかった。

 だが、共同代表の石垣義昭さん(75)は、手応えを感じているという。推薦人には、昨年を約100人上回る計181人が名を連ねたからだ。国会議員の推薦人も12人増え、73人になった。

 歴代政権が憲法9条を理由に禁じてきた集団的自衛権の行使を可能にする安保関連法が成立。憲法学者や若者団体、母親グループが中心となって、法案廃止を求める活動が広がり、7月の参院選で野党共闘が実現したことにも、石垣さんは期待を込める。

 「国民の多くが政府のありさまに疑問を抱き、未来に向けて声を上げ始めた」

 一方、参院選後、憲法改正の発議に必要な衆参両院の議席「3分の2」を改憲勢力が得たことに、実行委員会は懸念を募らせる。それでも、世界各地で紛争がやまず、テロの惨劇が繰り返されているからこそ、「今までになく日本国憲法の理念の崇高さ、歴史的意義に思いを深めている」という。

 運動を発案した共同代表の鷹巣直美さん(39)は「平和を願う小さな声と力を合わせ、引き続き憲法9条を守り、生かし、世界に広めたい」と語った。

 
 

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