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IR考
カジノ、日本に必要ない 米で建築デザインの男性が警鐘

社会 | 神奈川新聞 | 2020年1月27日(月) 09:30

「カジノがなければ、それにこしたことはない」と強調する村尾氏=2019年12月26日、横浜市南区
「カジノがなければ、それにこしたことはない」と強調する村尾氏=2019年12月26日、横浜市南区

 米ニューヨーク在住の日本人建築デザイナーで、米国内で30近くのカジノのデザインを手掛けてきた男性(52)が、横浜市が表明したカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致に警鐘を鳴らした。男性は東京都出身で、ニューヨークに建築事務所を構える村尾氏。メディアには名字のみの公開を希望した。昨年12月に市内で開催したカジノの実態に関する講演で、IRの市民向け説明会での林文子市長の発言に反論を重ねた。

IRとは

 市長=IRはファミリーで遊べる場。総合アミューズメントリゾートを目指している。

 村尾氏 「デザインするときはカジノが真ん中。カジノの回りにレストランやブティックがある。コンサートホールはカジノの向こう側。ホテルに入るロビーはカジノを通った先にある。どこに行くにもカジノを通る。例えば、子どもの保育施設でさえカジノの横を通る。(将来の客となる)次世代を考えてカジノをデザインしている」

 「(米国では)カジノは21歳にならないと入れない。子どもたちは(大人たちが)コインを入れている姿を見ている。近くにいれば目で体験でき、いつかは行けると思うだろう。次の世代を育成している」

 「横浜の(IRの)デザインを見ていないが、間違いなくカジノは真ん中になる。そうでないと客がカジノに行かない。カジノは隔離状況にはならないと思う。例えば、カジノを地下に入れて他の部分を上に置くデザインにはならない」

経済効果

 
 
 
 

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