自作の火炎放射器を公園で使用したとして、横須賀署は22日、軽犯罪法違反(火気乱用)の疑いで、横須賀市の派遣社員の男(20)を書類送検した。
同署によると、男は溶接関連工場の工員で、材料はホームセンターで購入していた。炎を噴射する様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」に2度にわたって公開。「似たような動画を見て自分も作りたくなった。良くできたのでインターネットで多くの人に見てもらいたかった。あわよくばネットで販売したかった」と供述、容疑を認めている。
火炎放射器は全長約60センチ、高さ約30センチ、重さ約3キロ。金属を組み合わせた小銃のような形で、引き金部分を引くと燃料の灯油が噴射され、筒から長さ約2メートルの炎が出る仕組みだった。
書類送検容疑は、昨年8月12日と同年9月24日の午前0時ごろ、同市公郷町の公園で、延焼の恐れがある建物や草木が周囲にあるなか、注意をせずに自作の火炎放射器で炎を放射させた、としている。