1. ホーム
  2. ニュース
  3. 社会
  4. 〈時代の正体〉補助金停止は人権侵害 朝鮮学校保護者が救済申し立て

〈時代の正体〉補助金停止は人権侵害 朝鮮学校保護者が救済申し立て

社会 | 神奈川新聞 | 2018年1月18日(木) 07:08

会見で思いを語る朝鮮学校の保護者と生徒ら=県庁
会見で思いを語る朝鮮学校の保護者と生徒ら=県庁

【時代の正体取材班=石橋 学】県が朝鮮学校に通う児童・生徒に対する学費補助を打ち切った問題で、学校法人神奈川朝鮮学園が県内で運営する朝鮮学校5校の保護者118人が17日、神奈川県弁護士会に人権救済を申し立てた。憲法や教育基本法、国際人権諸条約が禁じる差別によって民族教育を受ける権利が侵害されているとして、2016年度以降の補助金支給を求めている。

 黒岩祐治知事は神奈川朝鮮中高級学校(横浜市神奈川区)の高級部で使用している歴史教科書に拉致問題の記述がないことを問題視。改訂されていないことを理由に16年度から補助金支給を停止している。

 申立書は、子どもたちとは無関係の理由で不支給とした不当さや、国際・政治情勢に左右されずに学習権を保障するため設けられた補助制度との矛盾を指摘。「自分たち親世代も経験がない差別を子どもたちが受け、つらい」「行政による差別がヘイトスピーチや差別を助長している」などと人権被害の深刻さを訴えている。

 県弁護士会人権擁護委員会が調査し、「警告」「勧告」などの結論を出す。代理人の小賀坂徹弁護士は「県に再考を促すとともに、多くの県民にこの問題を正しく認識してもらう機会にしたい」と話している。 


「社会に訴え」是正願う


 緊張の面持ちで会見した保護者と生徒は報道陣を前に「なぜ」を問い掛け続けた。

 「私たちは民族の言葉や文化を学びたいだけなのに」「普通の学生と同じ学校生活を送っているのに」「存在を認めてほしいだけなのに」

 なぜ私たちだけ―。

この記事は有料会員限定です。

月額980円で有料記事読み放題/100円で24時間読み放題のコースも。詳しくはこちら

朝鮮学校に関するその他のニュース

社会に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング