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災害時の利用目印に 厚木で「医療のぼり」掲出訓練

社会 | 神奈川新聞 | 2020年1月18日(土) 05:00

開局中を知らせる「災害時医療のぼり旗」を掲げる厚木薬剤師会の井上哲男会長=厚木市中町2丁目
開局中を知らせる「災害時医療のぼり旗」を掲げる厚木薬剤師会の井上哲男会長=厚木市中町2丁目

 阪神大震災から25年の17日、厚木市は災害時に利用できる医療機関や薬局を知らせる「災害時医療のぼり旗」を掲出する訓練を初めて行った。市が厚木医師会や厚木歯科医師会、厚木薬剤師会に「診療中」「開局中」と記された旗を計309本配布。加盟する医療機関や薬局が同日午前、掲げた。

 厚木薬剤師会の井上哲男会長は「災害発生の当日や翌日には鎮痛剤や抗生剤などが必要になり、それ以降は薬を持ち出せなかった被災者にも対応しなければならない」と説明。「(災害時には)近隣の医療機関が診療できない場合でも、薬局は可能な限り、開局したい」と話した。

 市と3団体は今後、インターネットや携帯電話で診療や開局を知らせる仕組みづくりを検討したい、としている。

 訓練中に長男(2)と薬局を訪れた女性(37)は「息子は薬が欠かせず、災害時を考えると心配。こうした取り組みがあると、安心できる」と話した。

 
 

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