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実行役起訴内容認める
相模原連れ去り 地裁初公判

社会 | 神奈川新聞 | 2018年1月17日(水) 02:00

横浜地裁
横浜地裁

 相模原市緑区の塗装業男性=当時(37)=が自宅前で連れ去られ、後に遺体で見つかった事件で、逮捕監禁致死や死体遺棄などの罪に問われた被告の男(24)=住所不定=の裁判員裁判の初公判が16日、横浜地裁(松田俊哉裁判長)で開かれた。被告は「間違いないです」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、被告が勤務する会社経営者の受刑者の男(39)=懲役15年の判決確定=が塗装業男性を連れ去って現金を奪う計画を立てたと説明。被告ら2人が実行役となり、受刑者の指示を受けて被告が刃物を用意したとした。

 弁護側は、被告が受刑者の意向に逆らえない支配関係にあったと指摘。塗装業男性を刺して失血死させたのももう1人の実行役とし、被告の役割が重要ではなかったと主張した。

 起訴状などによると、被告は2016年12月、受刑者らと共謀し、塗装業男性からキャッシュカードなどを詐取。現金の引き出しに失敗した後の17年1月には、塗装業男性を自宅近くの駐車場で車に押し込んで監禁し、失血死した塗装業男性の遺体を厚木市内の建物の床下に埋めて遺棄した、とされる。

 
 

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