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やまゆり園 事件考
調書に込もった肉親の思い「生まれ変わっても私の子に」

社会 | 神奈川新聞 | 2020年1月17日(金) 05:00

 県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」(相模原市緑区)で2016年7月、入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われた元職員植松聖被告(29)の裁判員裁判の第4回公判が16日、横浜地裁(青沼潔裁判長)で開かれた。前日に続いて殺害された入所者19人のうち、残り7人の遺族の供述調書を検察側が読み上げた。「生まれ変わっても私の子どもに」─。愛情のこもった肉親の言葉は、意思疎通が苦手でも心を通わせ、かけがえのない存在だった犠牲者の人柄を浮かび上がらせた。

【まとめ】やまゆり園事件考~相模原障害者殺傷

 「このような事件で、障害者への差別が深まらないことを願うばかりだ」。甲Mとされた男性=当時(66)=の兄の祈るような思いを、検察官が法廷で読み上げた。

 園に入所して45年余り。7歳年下の男性は知的障害があって話すことはできなかったが、身ぶり手ぶりで意思を伝えてくれた。ラジオが大のお気に入りで、チューニングが成功してきれいな音が聞こえてくるとうれしそうな顔をした。

 最後に会ったのは、事件の約2週間前。

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