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県立がんセンター相次ぐ退職原因は?

社会 | 神奈川新聞 | 2018年1月13日(土) 02:00

県立がんセンター
県立がんセンター

 県立がんセンター(横浜市旭区)で放射線治療専門医の退職が相次いでいる問題で、県の調査委員会は12日、県庁で2回目の会合を開いて原因究明を進めた。今後も検証を重ね、今月下旬にも黒岩祐治知事に調査結果を報告する。

 県によると、昨年末の同調査委設置後、これまでに約20人への事情聴取を済ませた。退職の意向を示している医師本人や大川伸一病院長をはじめ同病院や県立病院機構の関係者に対し、放射線診療部門の問題点などの報告を求めている。


病巣に照射する重粒子線のビームを治療室に送り込む加速装置=県立がんセンター
病巣に照射する重粒子線のビームを治療室に送り込む加速装置=県立がんセンター

 2回目の会合後、県は「医師が辞めたおおよその原因は見えてきたが、確証には至っていない」と説明。3回目以降の会合で論点整理を進め、同問題を審議する県議会厚生常任委員会が開催される29日までに知事に報告したいとの考えを示した。

 同病院の放射線診療部門では、6人いた医師のうち2人が昨年末に退職。別の2人も今月末で退職する意向を示しており、重粒子線治療をはじめとする放射線治療が中断の危機に直面している。県は新たな医師の確保と並行して同調査委による原因究明を進めている。

 
 

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