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京浜東北線架線切断 東海道、横須賀線も7時間ストップ

社会 | 神奈川新聞 | 2017年12月17日(日) 02:00

架線が断線した影響で停車した車両から線路に下りて徒歩で移動する乗客ら=16日午後1時半ごろ、横浜市鶴見区
架線が断線した影響で停車した車両から線路に下りて徒歩で移動する乗客ら=16日午後1時半ごろ、横浜市鶴見区

 16日午前10時55分ごろ、JR京浜東北線の鶴見-川崎駅間で架線が切れるトラブルが発生、近くを走っていた電車3本が緊急停車した。復旧作業で並走の東海道線、横須賀線も上下線の一部区間で運行を見合わせ、約6時間45分後に運転を再開した。計92本が運休し、約22万人に影響した。

 駅間で立ち往生した3本の乗客約2400人は2時間近く車内に閉じ込められ、線路上を歩いて最寄り駅などに誘導された。男性2人が体調不良を訴え、タクシーで帰宅した。

 JR東日本横浜支社によると、架線トラブルは鶴見川(横浜市鶴見区)をまたぐ橋の上で発生。東京方面に向かう電車の補助ちょう架線と呼ばれる架線が切れ、現場を通過した快速電車のパンタグラフが複数損傷した。JRが原因を調べている。

92本運休22万人影響


 師走の休日、県内を中心に約7時間にわたる鉄道の混乱をもたらしたJR京浜東北線の架線トラブル。京浜東北線は蒲田-磯子間、東海道線と横須賀線は東京-横浜間の上下線で計92本が運休し、乗客ら計約22万人が影響を受けた。

 JR東日本横浜支社によると、鶴見-川崎間の架線切断現場を通過した磯子発南浦和行き快速電車(10両編成)は、運転士が異変に気付いて緊急停止。同運転士は「大きな音が聞こえた」と話しているという。

 後続電車と反対方面へ向かう電車の運転士も電圧の低下に気付いてストップさせ、それぞれ新子安-鶴見間、川崎-鶴見間で立ち往生した。

 切れた補助ちょう架線は電車に電気を送るトロリ線をつる架線で、通過電車のパンタグラフ3機が破損していた。

 JRの架線切断トラブルは、県内で過去にも起きている。2015年8月には京浜東北・根岸線の横浜-桜木町間で、走行中の電車のパンタグラフ付近から火花が発生し、架線が切れて停電。最大約6時間20分遅れ、35万人に影響した。10年には東海道新幹線の品川-小田原間の横浜市神奈川区内で、下りの架線が切断。最大約4時間20分、14万9千人に影響した。

「週末が台無し」車内に2400人 線路上避難


 「せっかくの週末の予定が台無し」-。

 架線の断線トラブルで立ち往生した3本の電車の乗客計約2400人は、約2時間にわたり車内に閉じ込められた。1時間半ほどかけて線路上に降ろされ、JRの係員や鶴見署員らに誘導されて重い足取りで最寄り駅などへ向かった。線路を数百メートル歩いた乗客もおり、疲労の色がにじんだ。

 横浜市鶴見区の女性会社員(24)は「会社のパーティーがあるため、鶴見駅から乗って都内に向かう途中だった。でももうパーティーが終わってしまう時間なのでこのまま帰るしかない」と疲れ果てた様子だった。

 同区の別の女性会社員(44)は電車内の様子を「乗客同士で協力して窓を開けて室温を下げたり、立ちっぱなしの人と席を譲り合ったりして過ごした」と説明。車内放送では「電気が止まった」「架線が一部切れた」「パンタグラフに異常がある」など、断片的な情報が伝えられたという。

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