横浜市の林文子市長は13日の定例会見で、中学生向けの配達弁当「ハマ弁」について「(来春からの)値下げを理解してもらい、まずは喫食率3割を目指したい。私の気持ちとしては目標は5割」などと意欲を示した。
値下げは今夏の市長選で掲げた公約。来年4月からはごはん、おかず、汁物の3点セットが現行より90円安い300円、牛乳を付けたフルセットは340円で130円の値下げとし、他都市のデリバリー型給食と同程度の価格とする。
10月の喫食率は1・3%だが、林市長は「2年くらいで3割を目指したい」などと述べ、来年春の新入生向けPR強化や、注文しやすい仕組み作りに取り組むとした。
同日の市会常任委員会でも値下げによる喫食率目標について質問が相次ぎ、岡田優子教育長は「できたらクラスの半分くらいが喫食してくれるとありがたい」と答弁。
市教委は、2020年度までの5年契約で業者と結ぶ現在の協定では2割を想定してきた。「値下げにより3割程度まで上がる可能性はある」とし、仮に3割になった場合は業者の食材調達コストが下がる可能性があるため、「(ハマ弁の)設定金額などの調整も必要になる」などと述べた。