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検察「酌量の余地ない」
主犯格に懲役20年求刑 相模原連れ去り

社会 | 神奈川新聞 | 2017年12月13日(水) 15:55

横浜地裁
横浜地裁

 相模原市緑区の塗装業の男性が自宅前で連れ去られ後に遺体で見つかった事件で、計画を立て実行役に指示を出したとして、逮捕監禁致死や死体遺棄などの罪に問われた久木野光広被告(39)=愛川町=の裁判員裁判の論告求刑公判が12日、横浜地裁(松田俊哉裁判長)であった。検察側は懲役20年を求刑、弁護側は懲役10年が相当と主張して結審した。判決は14日。

 検察側は論告で、「金目当てに被害者を狙った犯行で、動機に酌量の余地はない」と指弾。「被告と実行役との間には強固な支配関係があった」とした上で、「自らは手を汚さず安全圏にいながら利益のみを得ようとし、格段に重い刑事責任を負わせるのが相当」と述べた。

 弁護側は「被害者の死亡は被告にとって想定外で、実行役が勝手に刃物を持ちだして暴走した」と指摘。「全ての責任を被告に負わせるのは妥当ではない」と訴えた。

 起訴状などによると、被告は昨年12月、男5人と共謀し、同区の柏崎元さん=当時(37)=からキャッシュカードなどを詐取。現金の引き出しに失敗した後の今年1月には、柏崎さんを自宅近くの駐車場で車に押し込んで監禁し、車中で大腿(だいたい)部を刺されて失血死した柏崎さんの遺体を厚木市の建物の床下に埋めた、とされる。

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