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川崎・宮前トンネル女性刺殺 被告、懲役28年不服と控訴

社会 | 神奈川新聞 | 2019年12月25日(水) 05:00

 川崎市宮前区のトンネルで2006年9月、帰宅途中の女性が殺害された事件で、殺人の罪に問われた被告の男(39)は24日までに、懲役28年とした横浜地裁の裁判員裁判の判決を不服として控訴した。21日付。

 公判は、事実関係に大きな争いはなく量刑が争点となった。13日の地裁判決は「見ず知らずの女性を襲った通り魔殺人で、人命軽視の程度が高い」と指摘。一方で、長らく未解決だった事件への関与を自ら県警に告白した点などを理由に、無期懲役からの減軽が相当と判断した。

 判決などによると、被告は06年9月23日未明、同区の貨物駅直下のトンネル内歩道で、近くに住む女性=当時(27)=の腹や右胸を刃物で刺して殺害した。被告は約半年後の07年4月に同区の路上で別の女性を刃物で襲ったとして、殺人未遂容疑で逮捕され、その後懲役10年の刑が確定した。服役中の16年1月に、関与をほのめかすはがきを県警に送付した。

 
 

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