
スポーツ庁が23日に公表した2019年度全国体力テストの結果で、県内の公立小中学校の実技8種目合計点の平均値は、いずれも全国平均を下回った。中2女子が調査開始以降で最高点となったものの、都道府県別の順位はすべて40位台の最低水準だった。
小5男子は52・62点(前年度比0・35ポイント減)で全国42位。8種目のうち握力と長座体前屈のみ全国平均を上回った。小5女子は53・61点(同0・01ポイント増)で46位。長座体前屈以外すべて全国平均を下回った。
中2男子は40・27点(同0・27ポイント増)で44位。持久走と20メートルシャトルランが全国平均を上回った。中2女子は48・13点(同0・51ポイント増)で46位。いずれの種目も全国平均を下回った。
低水準の理由について、県教育委員会は「県内は1校当たりの児童・生徒数が多く、体力テストに対応したきめ細かな指導ができていない」と説明。一方、各種競技大会の成績は全国的に劣っていないとし、「今後は外部指導者を学校に派遣する取り組みを充実させるなどして点数の底上げを図りたい」としている。