横須賀市立市民病院(同市長坂)はこのほど、災害派遣活動でも使用できる赤色灯などが付いた「救急用自動車」1台を新たに導入した。
同病院ではこれまで、病院間での患者搬送用として赤色灯やストレッチャーが装備されていない車両を1台所有。今回は車両の更新に合わせ、同病院が大規模災害などの発生直後に現場へ急行し、救急治療を行う災害派遣医療チーム「DMAT」(ディーマット)の指定病院になっていることから今月22日に導入した。
新しい車両は赤色灯やストレッチャーを装備。12月1日からは同病院として初めて、主に市内の開業医で心臓疾患など命に関わる重大な事案が起きた場合、市民病院の医師が同乗して迎えに行く「ドクターカー」としての試行的運用も開始するという。
同病院は「今後も地域の医療機関などと連携を図りながら、医療提供体制を充実させたい」と話している。