
大規模災害時に小型無人機ドローンを使って要救助者を速やかに発見することなどを目的とした訓練が16日、川崎市幸区の多摩川沿いで行われた。幸署や幸消防署、一般社団法人日本ドローン防災協議会などから関係者計約50人が参加した。
訓練は、崖崩れに巻き込まれた車両があるとの想定で実施。カメラを搭載した手のひらサイズのマイクロドローンを飛ばして要救助者の位置や状態などを撮影し、モニターの映像を基に署員らが救助に当たった。また、多摩川で溺れた人を助けるため、浮具を付けたドローンを飛ばして要救助者まで運ぶ訓練も行った。
訓練後、幸署の齋藤秀明署長は「災害の脅威は目前に迫っている。多くの方々の力を借りながら総合力を発揮して災害に備えていかなければならない。これからも訓練を重ねていきたい」と話した。