企業や団体の関係者を招いてエネルギーや環境問題を学ぶワークショップがこのほど、川崎市多摩区の市立枡形中学校で開かれた。生徒らは、プラスチックの再利用などの取り組みについて説明を受け、実験にも取り組んだ。
同校は2003年から独自のエネルギー環境教育を推進。本年度は「私たちの地球を守るために具体的な行動を広げよう~『プラスチック』を切り口として~」をテーマに掲げ、外部講師を招いた講演会や調べ学習、生徒同士の意見交換などを行ってきた。この日のワークショップには、味の素や富士通、キヤノンなど12の企業・団体の担当者が来校。担当者らはそれぞれの受け持ちのクラスに分かれ、社内で取り組んできた環境対策などを紹介した。
一般社団法人・プラスチック循環利用協会の講座は「プラスチックってなに?どうやってリサイクルするの?」をテーマに実施。生徒らは、リサイクルしやすくするため発泡スチロールの体積を減らす方法を学んだほか、熱したアルミ缶にペットボトルの破片を入れて溶かし、リサイクル繊維を作る実験にも挑戦した。