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神鋼、JIS認証取り消し 秦野工場銅管 新たに5件不正疑い

社会 | 神奈川新聞 | 2017年10月27日(金) 12:23

記者会見の冒頭、謝罪し頭を下げる神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長(中央)ら=26日午後、東京都千代田区
記者会見の冒頭、謝罪し頭を下げる神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長(中央)ら=26日午後、東京都千代田区

 神戸製鋼所は26日、子会社のコベルコマテリアル銅管の秦野工場(秦野市)が手掛ける銅管で、工業製品の品質や安全性の基準である日本工業規格(JIS)認証を取り消されたと発表した。神戸製鋼は昨年、別のグループ会社製品でも認証を取り消されている。2年連続の法令違反で信頼がさらに低下するのは必至だ。機械事業部門などでは不正が疑われる案件が新たに5件確認された。

 認証取り消しは、一連のデータ改ざん問題を踏まえた認証機関の秦野工場への立ち入り審査で、基準を満たさない製品のデータを改ざんして出荷していたことが判明したため。同一の企業グループが2年連続で認証を取り消されるのは初めて。

 全国24の認証機関が秦野工場を含め神戸製鋼グループの計20工場を手分けして審査しており、他の製品にも取り消しが広がる恐れがある。その場合、JISマークを付けた製品を出荷できない。契約条件にJISマークを求める顧客は秦野工場だけで製品全体の約4割に上る。今後、販売が落ち込む恐れもある。

 神戸製鋼の川崎博也会長兼社長は東京都内で記者会見してあらためて謝罪。昨年の神鋼鋼線ステンレス(大阪府泉佐野市)に続く認証取り消しについて「1年強で同じ事象が起こり、ざんきに堪えない」と述べた。弁護士で構成する外部調査委員会を26日付で設置。一連の不正の原因究明と再発防止策の取りまとめを急ぐ。

 データ改ざんなどが疑われる5件は、神戸製鋼の機械事業部門が手掛ける部品表面に膜を張る「コーティングサービス」をはじめ、子会社の神鋼造機(岐阜県大垣市)の鋳物と減速機、子会社のコベルコ科研(神戸市)の試作合金、海外子会社の建築用の鉄鋼製品。

 川崎氏は、既に判明した問題製品を納入した525社のうち約8割に当たる437社で一定の安全性を確認した、と指摘した。一部の取引先から問題製品の交換を要求されているとした上で、2018年3月期の通期業績予想は「現時点で見通せていない」と語った。

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