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【台風19号】県内被害75億円に、建物損壊拡大も

社会 | 神奈川新聞 | 2019年10月29日(火) 05:00

台風19号の土砂崩れで押し流された箱根登山鉄道の線路=16日午前、箱根町
台風19号の土砂崩れで押し流された箱根登山鉄道の線路=16日午前、箱根町

 台風19号による豪雨や高波の影響で、県内の道路や河川など県所管施設の被害総額が少なくとも75億円に上ることが28日、県のまとめ(速報値)で分かった。

 県の積算によると、道路は国道138号の土砂崩落など約28億円、河川は相模川の護岸破損など約23億円、砂防関係は早川の護岸破損など約17億円。このほか、海岸の浸食や県営住宅の屋根破損などで約7億円の被害があった。

 建物被害は、新たに6棟の全壊が判明するなど拡大している。県の集計(同日午後1時現在)によると、全壊41棟、半壊70棟、一部破損599棟。床上・床下浸水は相模原市が「半壊」に計上し直すなどし、152棟になった。ただ、1600棟以上が浸水した可能性がある川崎市は調査中としており、被害はさらに拡大する見込みだ。

 県内では14人が死亡し、相模原市緑区牧野地区で発生した土砂崩れに巻き込まれた夫婦2人と、川崎市沖で沈没したパナマ船籍貨物船の男性乗組員1人の計3人が行方不明になっている。重軽傷者は13市町で計39人が確認されている。

 避難所は現在、2カ所(川崎市高津区、相模原市緑区)で開設され、計21人が身を寄せている。

 
 

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