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ひきこもり当事者・家族、よりよい対話を 横浜で集い

社会 | 神奈川新聞 | 2019年10月21日(月) 07:00

引きこもりの当事者や家族が、対話の実践などを行ったワークショップ=横浜市中区
引きこもりの当事者や家族が、対話の実践などを行ったワークショップ=横浜市中区

 引きこもりの当事者や家族が安心できる「対話」とは何かを学ぶ「家族のための対話ワークショップ」が20日、横浜市中区の市青少年育成センターで開かれた。約60人が参加し、よりよい対話の方法や、回復のために家族ができることなどを考えた。引きこもり当事者と家族で構成する「横浜ばらの会」の主催。

 集まりでは、引きこもりの家族支援に携わる東京学芸大准教授の福井里江さんが、対話について指導。引きこもりが長期化する要因や回復のポイントなども説明し、「当事者が心のエネルギーをためるまで待つこと」「本人、家族、社会が交流と対話を取り戻すこと」の必要性を説明した。
また、対話は「自分が聞きたいことではなく、相手のことを教えてもらい、話したいことを聞かせてもらうことが重要」とした。

 2人1組になり、5分間、相手に語るだけ、質問せずに聞くだけに徹するワークショップも実践。参加者は「対話を通じて自分の可能性が広がり、相手の可能性も見えて、いろいろな世界が広がった」などと話した。

 横浜ばらの会は「この集まりが心のうちを話せるきっかけになったとしたらうれしい。一人で苦しんでいる人も多いと思うが、誰かとつながることが大事なので、声を上げてほしい」と話していた。

 
 

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