運動会や授業参観など学校行事による子どもの振り替え休日に合わせ、親が有給休暇を取得して一緒に過ごすことを促す「キッズウィーク」が19日、横須賀市内で始まった。11月11日までの期間に官民が連携し、親子向けのコンサートや施設見学会などを催す。
市や市PTA協議会、横須賀商工会議所などが「横須賀版キッズウィーク協議会」を結成し、市内の企業・団体にイベントの開催や有給休暇の取得に向けた環境整備などを促してきた。
初日の19日は、本町コミュニティセンター(同市本町)で無料のファミリーコンサートを開催。市立汐入小学校を拠点に活動する「汐入地域スクールコミュニティ実行委員会」が市と共催し約200人が参加した。
同市在住で劇団四季出身の岡本和子さんら横須賀ゆかりの3人の芸術家集団「よこすかどーすかいいんかい」が踊りを交えて美しく力強い歌声を披露し、親子連れは体を動かしながら合唱を楽しんでいた。
またこの日は電力中央研究所(同市長坂)で一般公開を実施。期間中は記念艦「三笠」が市民を対象に小中学生同伴の大人の観覧料を半額(600円を300円に)とするなど、各種施設の割引も行われる。