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箱根町が学習塾を開設 中3向けに「土曜塾」

社会 | 神奈川新聞 | 2017年10月15日(日) 10:19

「箱根土曜塾」が開設される社会教育センター=箱根町小涌谷
「箱根土曜塾」が開設される社会教育センター=箱根町小涌谷

 箱根町は今月14日、町内在住の中学3年生を対象とした学習塾を開設する。関東で予備校を展開する企業に運営を委託。時間と費用をかけて町外の塾まで足を運んでいる生徒や、家計が苦しくて通えない生徒らのため、講師が週1回、高校受験のための集中講義を地元で行う。町教育委員会によると、自治体が企業に委託し塾を開設するのは県内でも珍しいという。

 町教委学校教育課によると、社会教育センター(同町小涌谷)に開設。「箱根土曜塾」として、14日を皮切りに毎週土曜日に行われる。同センターは町立では1校だけの箱根中学校から徒歩圏内で、通学定期の範囲内で通えるようにと選んだ。

 町が運営を委託するのは城南進学研究社(川崎市川崎区)。同社は、神奈川や都内など関東で大学受験のための予備校「城南予備校」を展開している。

 学力に応じて5~8人程度のグループに分け、午前10時から午後3時10分まで、高校受験で多くの生徒が苦労するとされる数学と英語の2科目を教える。その前の1時間は予習時間とし、生徒はタブレット端末と学習ソフトを使って、国語、理科、社会の勉強もできる。

 月謝は3千円で、生活保護世帯などは半額の1500円とし、差額は町が補助する。町は2017年度一般会計補正予算に講師料などとして約260万円を計上した。

 同課によると、町内に住む中学3年生の半分が小田原市など町外へ通塾。同市までバスで通った場合、仙石原-小田原間で千円以上の交通費を要する上、往復で1時間半かかるという。さらに授業が終わる時間が仙石原行きの最終バスの後という塾もあり、送迎している保護者から「通わせるのは大変」との声も上がっていたという。

 また中学3年生がいる世帯のうち、生活保護を受けたり、必要だったりする世帯は全体の16%に上っており、学習意欲があっても塾通いを断念している生徒もいるという。同課は「町内に住んでいても、交通費をかけたり、塾に行くことを諦めたりすることなく、高校受験のための勉強をできる環境を整えたい」と説明。本年度の開設は来年2月3日までで、町では2018年度も継続したい考えだ。

 冬休み期間中(12月25日~1月7日)は冬期講習を予定している。問い合わせは、同課電話0460(85)7600。

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