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【台風19号】停電、断水、通行止め… 影響、長期化か

社会 | 神奈川新聞 | 2019年10月18日(金) 20:24

土砂が崩れ、2人が行方不明になっている現場=相模原市緑区牧
土砂が崩れ、2人が行方不明になっている現場=相模原市緑区牧

 台風19号の襲来から、19日で1週間。県内でも被害が深刻な相模原市緑区ではいまだ停電や断水が続き、復旧のめどが立たない地域も少なくない。土砂崩れで通行止めになっている区間もまだ多く、市民生活への影響が長期化することが懸念される。

 市が18日午後5時現在でまとめた被害状況では、人的被害は計10人で、内訳は死者6人、行方不明者2人、軽症2人。住宅被害は全壊8棟、一部損壊6棟、床上浸水6棟、床下浸水9棟だった。

 同市緑区の一部地域では、停電や断水が続いている。水道も徐々に復旧してきてはいるが、鳥屋・青野原・青山・長竹地区の392世帯、千木良・小原地区の5世帯の計397世帯で断水が続く。土砂崩れなどの影響で、通行止めは高速道路を除く計23区間を数え、区内では渋滞が慢性化している。

 東京電力パワーグリッド相模原支社によると、18日午後6時現在、青根地区を中心に約100軒が停電。支社は「土砂崩れの影響で現場に立ち入れず、復旧作業が進められない状況にある」と説明する。

 一方、鉄道は運転を再開し、高速道路も通行止めが解除される見通しとなった。

 JR中央線は18日から運転を再開。19、20の両日には高尾-相模湖間で午前7時ごろから午後7時ごろまで単線運転を行う。相模湖-小淵沢間は相模湖駅で折り返し運転を行う。21日以降は、高尾-相模湖間が単線運転を継続し、運行時間も午前6時ごろから午後9時ごろまで伸ばす。ただ全線復旧は10月末ごろを見込む。

 通行止めが続いている中央自動車道八王子ジャンクション-大月インターチェンジ間について、中日本高速道路は19日正午をめどに通行止めを解除すると発表。ただ同日にかけて大雨が予想されることから、同社八王子支社は「解除時間を変更する場合もある」としている。

 
 

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