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【台風19号】中央道、国道20号など通行止め続く 県内

社会 | 神奈川新聞 | 2019年10月16日(水) 20:23

台風19号による大雨で大規模な土砂崩れが起きた中央自動車道=相模原市緑区与瀬(中日本高速道路提供)
台風19号による大雨で大規模な土砂崩れが起きた中央自動車道=相模原市緑区与瀬(中日本高速道路提供)

 台風19号の記録的な暴風雨で土砂崩れが相次ぎ、相模原市緑区内の道路が寸断されている。高速道路から国道、生活道路までを土砂がふさぎ、復旧の見通しが立たない箇所もある。住民の生活再建が阻まれる中、市社会福祉協議会は浸水被害を受けた住宅の泥をかき出すボランティアを募集する準備を進めている。

 中日本高速道路によると、中央自動車道は八王子ジャンクションと大月インターチェンジ(IC)間が通行止めになっている。相模湖東IC-相模湖IC間の同区与瀬で、幅約50メートル、高さ約20メートルにわたって斜面が崩壊、上下線とも土砂で埋まった。上り線の小仏トンネル出口付近でも土砂崩れが起き、同社は21日の復旧を目指して土砂を除去する作業を進めている。

 中央自動車道と並行して走る国道20号も土砂崩れなどの影響で、東京都八王子市南浅川町-相模原市緑区千木良間の約8・8キロが通行止めに。18日の通行再開に向けて作業が行われているが、東京、神奈川、山梨間を走行する車で渋滞が発生している。


土砂崩れによって道路が崩落した国道413号=相模原市緑区青根付近(市提供)
土砂崩れによって道路が崩落した国道413号=相模原市緑区青根付近(市提供)

 国道413号は同区の青野原-青根間で大規模な土砂崩れが発生。道路も崩落しており、復旧のめどは立っていない。市内では他に、22区間の道路が通行止めになっている。

 土砂崩れは交通手段を奪っているだけではない。東京電力パワーグリッドによると、16日午後6時の時点で、同区の青根、青野原、鳥屋、牧野の4地区で約200世帯が停電。山間を通る生活道路が寸断されているため、復旧作業に時間を要しているという。

 市社協は19日、津久井(同区中野)、相模湖(同区与瀬)、藤野(同区小渕)の三つの総合事務所にボランティアセンターを開設する予定で、17日午後からどのような作業を必要としているか、被災住民からの相談を受け付ける。

 
 

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