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教師 前田美幸さん
米軍機墜落“事件”横浜と沖縄【12】重なる縁「運命」感じ

社会 | 神奈川新聞 | 2017年10月13日(金) 17:17

「愛の母子像」を前に「米軍機墜落で涙を流した沖縄と横浜の人たちの思いを忘れず伝え続けたい」と語る前田さん=8月、横浜市中区
「愛の母子像」を前に「米軍機墜落で涙を流した沖縄と横浜の人たちの思いを忘れず伝え続けたい」と語る前田さん=8月、横浜市中区

 やんばるの森に抱かれた夕刻の牧草地に、黒煙が立ち上る。11日午後5時20分ごろ、米軍の大型輸送ヘリが沖縄本島北部の北部訓練場(沖縄県東村など)近くで炎上し、大破した。民家までわずか300メートル。ネットにニュースが駆け巡った。

 「やっぱり、また起きたんだ」。伊波中学校(同県うるま市)演劇同好会の顧問、前田美幸さん(32)に驚きはなく、しかし冷静ではいられなかった。今も心の内に影を落とす“事件”を思い起こした。

 あの日、携帯電話を見ると、数十件のメールと不在着信が残っていた。留守番電話には「無事か?」「生きてる?」のメッセージ。メールにも「生」「死」の文字が並ぶ。折り返しの電話をかけ続け、ようやく通じた先輩に告げられた。

 「美幸、沖国にヘリが

 
 

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