
「紅葉の見ごろに間に合ってよかった」「にぎわいが増していけば」-。
5月19日に2(火口周辺規制)に引き上げられた噴火警戒レベルが、1(活火山であることに留意)戻った箱根山の地元では、待望の吉報に期待と安堵(あんど)の声が相次いだ。
町は午前10時20分ごろ、防災行政無線などでレベル引き下げを周知。メールを受信した強羅駅近くの土産物店主は「今回は静かなのにレベルがなかなか下がらず、不安と焦りがあった」と笑顔。5月以降は売り上げが1~2割減ったといい、「一日も早く平常に戻ってほしい」と願った。