県タクシー協会鎌倉支部と鎌倉署、大船署は9月26日、災害発生時に3者で情報を共有するための協定を結んだ。
協定により、鎌倉市内を走行するタクシー運転手が建物倒壊や崖崩れ、倒木、道路冠水などを発見した場合、無線などでタクシー会社に報告。各社から署に連絡し、署が対応する。同支部によると、市内を走行するタクシーは計約390台。
鎌倉パークホテル(同市坂ノ下)で行われた締結式で、同支部の菊池尚支部長は「自然豊かだからこそ、被害が想定される場所も多い」と説明。「タクシーは市内をくまなく走っており、運転手が変化に気付いたら情報提供したい」とあいさつ。大船署の小澤伸一署長は「寄せられた情報を活用し、迅速な対応に生かしたい」と話した。