新宿稲荷神社(逗子市新宿5丁目)で14日、恒例の納涼祭が開かれた。昨秋の台風で被害を受けた社殿の修復も終わり、子どもたちが祭りばやしで盛り上げた。
岩窟と一体の社殿は1957(昭和32)年、建立。老朽化した上、昨年9月に関東地方を襲った台風24号で屋根の鉄板も破損した。そこで住民有志が会を立ち上げ、今年2月から月に1度、「新宿稲荷市」を始めるなど修繕費の寄付を募り、約170万円が集まった。会の代表(71)は「多くの人の協力に感謝している」と喜んだ。
納涼祭では昨年、約30年ぶりに復活した子どもたちによる祭りばやし2曲も神社周辺で披露された。
祭りばやしは、小学生の時に夢中になったというNPO法人理事長(42)が中心になり、復活させた。今年は小中学生ら約25人が集まり、7月から週1回、練習してきた。
小学3年の児童(9)は「リズムに乗ってたたけた」と自身の出来に満足した様子だった。