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【台風15号】明月院門柱に倒木、出世稲荷本殿倒壊 鎌倉

社会 | 神奈川新聞 | 2019年9月13日(金) 21:46

正門入り口の門柱に倒れ掛かったヒノキ=明月院
正門入り口の門柱に倒れ掛かったヒノキ=明月院

 首都圏を直撃した台風15号は、県内の観光施設にもにも爪痕を残した。強風で木が倒れ、寺や神社は参拝中止を余儀なくされ、高波で護岸が崩壊し、海沿いの施設が営業を見合わせている。秋の行楽シーズンを迎えただけに、観光客からは早期復旧を望む声が上がっている。

 アジサイの名所で知られる明月院(鎌倉市山ノ内)では、隣接の県有地から長さ約20メートル、直径40センチ以上のヒノキが正門入り口の門柱に倒れ掛かった。撤去のめどは立っておらず、同院は参拝客の安全を考慮し、13日まで閉山。3連休初日の14日から出入り口を別に設けて開山する。


境内の倒木に驚く男性=12日午後1時ごろ、鎌倉市佐助2丁目
境内の倒木に驚く男性=12日午後1時ごろ、鎌倉市佐助2丁目

 朱色の鳥居が立ち並び、「出世稲荷」と呼ばれる佐助稲荷神社(同市佐助2丁目)でも、本殿が倒木で倒壊。お守りや御朱印を頒布する社務所は開けているが、参拝はできない。横須賀市の男性(70)らは「被害がここまでとは思わなかった。修復は大変だろう」と気遣った。

 市の観光マップに掲載されている祇園山、葛原岡・大仏、天園のハイキングコースはいずれも、通行禁止になっている。コース内に木が倒れ、撤去する業者が確保できない上、整備方法を今後検討するため、復旧のめどは立っていない。市観光課は市のホームページや看板などで通行禁止を周知。「なるべく早期の復旧を目指す」と話している。

 同課によると、13日現在、国指定史跡の朝夷奈切通など、少なくとも市内約10施設で被害が確認された。

 
 

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