大規模災害発生を想定した防災関係機関の合同訓練が26日、横須賀市田浦港町の海上自衛隊第2術科学校で行われた。同校、同市北消防署、田浦署、横須賀海上保安部などから約140人が参加し、負傷者救出や消火する際の連携を確認した。
訓練は大規模地震の影響で、市内の田浦地区でも火災や建物倒壊で多数の負傷者が発生したという想定。海上からの救出訓練では、海に投げ出された要救助者役を同保安部の救助船の乗組員が発見して助け、同消防署のレスキュー隊と協力して岸壁に引き上げた=写真。
市内が断水したという設定で、海水をくみ上げるため通常よりも太い大口径(100ミリメートル)のホースなどを使った放水も行われた。
同消防署の中丸浩昭署長は「三浦半島では活断層による地震が懸念される。今後も訓練を実施し、いざという時にしっかり連携できるようにしたい」と話した。