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女性のアルコール依存症 家庭環境 大きく影響

社会 | 神奈川新聞 | 2019年9月5日(木) 10:03

 およそ107万人の患者がいるとされるアルコール依存症。男性の疾患というイメージが強いが、女性の飲酒が一般的になったことなどから女性患者が増加し、約2割を占めるとみられる。女性のアルコール依存症には、精神的な疾患を抱えていたり、家庭の事情から飲酒の問題に発展したりといった特徴があるという。こうした状況を踏まえ、アルコール依存症者が集う自助グループや施設が「女性限定」の取り組みや活動を行い、回復の手助けをしている。

 5月に横浜市中区で開かれた「AA神奈川女性オープンスピーカーズミーティング」。アルコール依存症者の全国的な自助グループ「アルコホーリクス・アノニマス」(AA)の県内外のメンバーや支援者らが集まった。「仲間と共に 女性の回復」をテーマに、自身の体験を語ったのはアルコール依存症から回復した13人の女性たちだ。

 県内に住む40代の女性は初めて飲酒した大学生のとき、意識を失い動けなくなった。しかし「人との付き合いのためにはこれが必要」と飲み続けた。社会人になってからは、酒を飲んで仕事の約束を破ったり、期限に間に合わなかったりという失敗を繰り返した。

 結婚し、妊娠を機に飲酒をいったんやめたが、その間に症状は大きく進んだ。自分の思い通りにならない子どもに手を上げ、「(自分が)どうしようもないと思ったが、私にできたことは飲むことだけ」。2人目の子どもを出産後に自ら病院に行き、治療の過程でAAを知った。

 同じ女性が子育てをしながら回復する姿を見て、「信じられなかった」という。AAのミーティングでは、言いっ放し、聞きっ放しでそれぞれが飲酒にまつわる話をする。この女性も同じ問題を抱える仲間と話し、再飲酒を回避する独自プログラムも行うことで次第に回復していった。「女性の仲間たちに自身が通った道を示してもらい、回復へと導いてもらった」と振り返る。

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