鎌倉市は14日、今夏の3海水浴場(材木座、由比ガ浜、腰越)の来場者が59万6700人だったと発表した。前年の69万1700人から9万5千人(13.7%)減り、過去10年で最少となった。
7月1日~8月31日の開設期間中、7月は30万5500人で前年より8万6300人増えたが、8月は29万1200人で前年から18万1300人減少した。市観光商工課は、晴れの日数は前年とほぼ変わらなかったものの、例年海水浴客が1日5万~6万人になる、お盆の時期に曇りや雨の日が続いたことが影響した要因とみている。
砂浜での飲酒や音響機器の使用などを禁止した条例が適用され、前年に比べて29.1%減だった2015年の65万6800人より少なく、60万人を切るのは過去10年で初めて。同課は「行楽客の海離れなどで、長期的に見ても減少傾向だ」としている。