横浜市南区の放送大学神奈川学習センターが2学期の学生を募集している。4月から所長を務める横浜国大名誉教授の福富洋志さん(66)=同市港南区=は「自分の都合に合わせて自由に学べる。サポートも充実している」とPRする。
授業はテレビやラジオで誰でも視聴可能だが、入学すればインターネットでも学べる。一方で、時に孤独で不安に陥りやすい心配もあるというが、「センター全体が学習をバックアップしている」と福富さん。職員のほか、ベテランの学生ボランティアが支援。サークル活動やゼミもある。
全国50拠点で面接授業(スクーリング)を提供。福富さんも2015年から同センターで専門の金属工学を教える。「学習意欲の高い学生が多い。質問は多岐にわたり、教える方も刺激を受ける」。同センターの16年度の在籍数は約5千人。10代から90代まで、年齢層は多彩だ。
同センターには視聴学習室・図書室、コンピューター室のほか、二つの実験室もある。「自分が工学系出身でもあり、実験にも力を入れていきたい」と抱負を語る。
「生活と福祉」「情報」といった学士課程の6コースに加え、修士課程、博士課程もある。「幅広いし、専門性も磨ける。さらに多くの人に利用してほしい」と入学者を待ち受ける。
2学期(10月入学)の募集は9月20日まで。問い合わせは、同センター電話045(710)1910。