終戦の直前に長崎県で被爆した男性を招き、平和の意味を考える「戦争を語り継ぐ大磯の会」が10日、大磯町郷土資料館(同町西小磯)で行われる。入場無料。
「大磯の会」は毎夏、戦争体験者や研究者らが講演し、実行委員会の主催で10年目の節目を迎える。今夏は1945年8月9日に長崎市の隣の長与村(現・長与町)で3歳の時に被爆した森徹さん(77)=大磯町=が自らの体験を語る。
森さんは小学生で全身に紫斑ができ、40歳ごろに白内障、65歳の時に胃がんで全摘出手術を行った。被爆の影響とみられ、大磯町内の小学校などで平和の大切さを訴える活動を続ける。
戦争と平和を題材にした紙芝居も行われる。午前10時から午後0時半まで。問い合わせは、実行委電話090(7238)6729。