米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが8日正午ごろ、西太平洋地域での定期的な警戒任務のため同基地を出港した。具体的な行動予定は公表されていないが、緊迫する北朝鮮情勢を受けて、朝鮮半島近くに派遣されるかが注目される。
前回の長期航海では、北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返す中、日本海で別の米原子力空母カール・ビンソンと空母2隻態勢で訓練を実施。約3カ月の航海を終えて、8月9日に同基地に帰港していた。
今回の警戒任務後は、厚木基地(大和、綾瀬市)に駐留する空母艦載機の主力機FA18戦闘攻撃機などは同基地に戻らず、移駐計画に基づき岩国基地(山口県岩国市)に向かう。11~12月ごろになるとみられる。