2018年7月に倉庫2棟が全焼する火災を起こした相模運輸倉庫は22日、横須賀市田浦港町の本社事務所で、消火訓練を行った。ちょうど1年前の火事を教訓に、社員が初動対応を確認するなどした。
訓練は、事務所2階の資材庫に保管している機械用のバッテリーから出火したとの想定で行われ、社員22人が参加した。
参加者は119番通報するとともに備え付けの消火器で初期消火に当たり、隣接の倉庫まで避難した。市消防局の指導を受けながら、水消火器を使った消火訓練も行った。
同社は昨年7月22日、コメや家具などを保管していた倉庫2棟が全焼する火災を起こした。そこで、防災意識の向上などを目的に、今年から毎年7月22日を「防災の日」と位置付けた。鈴木稔社長(60)は「火災では多くの皆さまにご迷惑をお掛けした。教訓を生かし、再発防止に取り組みたい」と話した。