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川崎・児童殺傷1カ月 浮かぶ孤立 容疑者「精神不安定」

社会 | 神奈川新聞 | 2019年6月28日(金) 05:00

 川崎市多摩区の路上で児童らが殺傷された事件は28日で発生から1カ月を迎えた。多摩署捜査本部は、事件直後に自殺した岩崎隆一容疑者=当時(51)=の動機解明を進めるが、捜査は難航している。一方で、他者とほとんどコミュニケーションを取っていない孤立した生活ぶりが浮かび上がり、精神的に不安定だった可能性があると指摘する専門家もいる。

 捜査関係者によると、同容疑者の行きつけの店や近年の職歴のほか、交友関係もいまだ確認されていない。携帯電話を契約した形跡もなく、押収された数種類のゲーム機で他者とオンラインによる通信はしていなかった。同居の親族ともほとんど会話はなかったという。

 「仕事や学校などの社会参加を避けて家にいる状態が6カ月以上続く状態」。国が用いる引きこもりの定義だ。同容疑者は近所のコンビニで買い物をしていたことが確認されている。ほとんど自室や家から出ない「狭義の引きこもり」ではなく、「広義の引きこもり」に該当するとみられる。親族から相談を受けた川崎市は「長期間働いておらず、引きこもり傾向にあった」と説明している。

 「孤立が続くと自暴自棄に陥りがち」と話すのは、立正大学の関水徹平准教授(社会学)。「引きこもり自体は心身を休ませるために必要な行動で、事件を引き起こしやすいということは全くない」と前置きした上で、「容疑者は周囲から否定されていると感じ、憎悪を募らせる状況にあった可能性がある。追い詰められないで済む居場所が必要だったかもしれない」という。

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