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シーサイドライン逆走事故
7月から朝夕増便 シーサイドライン、自動運転メド立たず

社会 | 神奈川新聞 | 2019年6月26日(水) 20:58

運転士による手動運転で運行を再開した金沢シーサイドライン=4日午後0時15分ごろ

 横浜市の新交通システム「金沢シーサイドライン」の運行会社は26日、7月から朝夕のラッシュ時を増便する、と発表した。逆走事故後の利用状況を踏まえ、現行の有人運転による臨時ダイヤを見直した。一方で利用者の少ない早朝や深夜を減便するため、1日あたりの本数は従来の約65%のままという。

 7月1日以降の列車本数は、平日の午前7~9時は6本増やして計20本にし、7分30秒から10分だった運行間隔を6分に短縮。この時間帯の輸送力を、3304人から4720人に拡大する。午後5~7時も2本増やして計16本にし、7分30秒間隔で走らせる。

 一方、利用者の少ない早朝・日中・深夜は、1時間あたり1本減の5本にし、運行間隔を10分から12分に空ける。土休日は原則10分間隔とし、早朝の一部列車の時間を変更する。

 ダイヤ変更に伴い、平日午前7時から8時15分の間、新杉田駅(同市磯子区)から市大医学部駅(同市金沢区)まで走らせている代行輸送バスは取りやめる。振り替え輸送は継続する。

 完全自動運転を行ってきた運行会社「横浜シーサイドライン」(同区)は事故後、有人運転に切り替え、免許を持つ従業員67人のうち30人が運転業務を担っている。同社は現在、システムを改修しているが、担当者は「当面は現在の体制で運転を続ける。自動運転再開のめどは立っていない」と話している。

 
 

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