二宮町消防署は21日、救急要請のあった場所を誤認し、救急隊の到着が8分遅れたと発表した。救急要請のあった同町の男性(101)は心肺停止状態で病院に搬送されたが、その後、死亡した。
同署によると、17日午後7時25分ごろ、男性の息子から「父親が倒れた」と119番通報があった。この際、管制員が要請場所を誤認し、同一住所で隣接する別の住宅へ出場させたという。救急隊は誤って到着した住宅と男性宅の間に設置されているフェンスを迂回(うかい)し、約135メートル歩いて男性宅へ向かったという。
同署は「(到着の遅れと)男性の容体との因果関係は不明」としている。