
横浜市は4日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」の横浜港での定着を官民一体となって阻止するため、同市中区で会合を開いた。新たにヒアリが見つかった場合の連絡体制や防除対策などを強化し、万一に備える。
市は昨年から今年6月にかけて、ヒアリが同港で確認されていないことを報告。一方、昨年10月には有毒の特定外来生物アカカミアリが大黒ふ頭(同市鶴見区)で荷下ろしされたコンテナ内から確認されたことから、コンテナ開封時の点検方法も確認した。
「横浜港ヒアリ等対策連絡会議」と題した会合は昨年6月に続いて3回目。事業者をはじめ環境省、国土交通省、市の関係部局などから約30人が参加した。