米海軍横須賀基地(横須賀市)に配備されている原子力空母ロナルド・レーガンが9日午後0時45分ごろ、西太平洋など担当海域での警戒任務を終えて同基地に帰港した。
帰港後、記者団の取材に応じた第7艦隊戦闘部隊司令官のチャールズ・ウィリアムズ少将は、北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返す中で行った空母2隻態勢での訓練について、「通常の演習と同じ」と強調。「空母の存在を維持することが、西太平洋地域の安定と繁栄に寄与する」と述べた。
空母艦載機部隊の厚木基地(大和、綾瀬市)から岩国基地(山口県岩国市)への移駐完了時期については、「日本政府と調整した計画による」とした。
R・レーガンは5月16日に横須賀基地を出港。約3カ月の航海中、日本海で米原子力空母カール・ビンソンや自衛隊との訓練、オーストラリアとの合同演習などに参加した。