石井啓一国土交通相は9日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が見つかった横浜港・本牧ふ頭のコンテナ置き場を訪れ、アスファルト舗装の亀裂をふさぐ緊急対策工事を視察した。
国交省はヒアリの定着を防ぐため、生息する中国や台湾などからの定期航路がある全国68港で舗装を直す緊急工事に着手した。石井国交相は記者団に「計画的に、迅速に実施していきたい」と述べた。既に10港で工事を終え、横浜港では9月中に完了する見通し。
その後、横浜港大さん橋国際客船ターミナルを訪れ、クルーズ客船「飛鳥2」と「にっぽん丸」が同時着岸している様子を視察。国交省が横浜港を「国際旅客船拠点形成港湾」に指定したことを受け、官民連携でクルーズ客船を受け入れるために関係者と意見を交わした。