
米核研究機関が2月に臨界前核実験を実施したことを巡り、黒岩祐治知事は28日、米政府に対し文書で抗議した。県市長会会長の小林常良厚木市長と県町村会会長の冨田幸宏湯河原町長との連名。
抗議文では「核兵器廃絶を願う世界の期待を裏切り、国際社会の核軍縮・不拡散への取り組みに逆行する」と批判。一定時期の経過後に報道で明らかになる事態が繰り返されていることに「強い憤りを覚える」とし、今後一切の核実験を行わないよう要請した。
同機関は2月13日に実験を実施。貯蔵核弾頭の安全性向上が目的だったとしている。