第3管区海上保安本部(横浜市中区)は28日、同本部所属の測量船「はましお」が同日午後1時半ごろ、東京都江東区の中央防波堤付近に設定された航泊禁止区域を航行したと発表した。同本部は港則法違反の疑いがあるとみて捜査している。
同本部によると、「はましお」は同1時10分ごろ、東京都港区にある桟橋を出航。東京湾沖の測量海域へ向けて航行中、海底トンネル工事のため設定されていた同禁止区域を通過した。東京湾海難防止協会の担当者が発見し、同本部に連絡した。
宮崎一巳本部長は「誠に遺憾。事実確認を進めて厳正に対処するとともに、再発防止に努める」とコメントした。