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砂浜漂流 渚を考える(6)
「予防保全」へ転換 岐路に立つ日本の渚

社会 | 神奈川新聞 | 2019年5月29日(水) 17:05

津波で被災後、海岸保全施設の復旧が進められた千葉県旭市の沿岸部=2019年3月11日
津波で被災後、海岸保全施設の復旧が進められた千葉県旭市の沿岸部=2019年3月11日

 離岸堤の波消しブロックが次々流され、海底に散らばった。壁のように見えた黒い海水は砂浜をやすやすと越え、15人もの命を奪った。

 2011年3月11日、首都圏最悪の津波被災地となった千葉県旭市。それまで海岸を保護してきた構造物が、人々の命や海辺の暮らしを守ることはなかった。

 長さ60キロ余り、弓なりに延びる九十九里浜は、日本有数の砂浜海岸だ。その北端に位置する旭市の断崖などが波に削られて弧の内側に砂が供給され、美しい景観をつくり出してきた。

 川から運ばれる土砂で砂浜が形成されてきた相模湾と成因は異なるが、「断崖を保護する消波堤が1960年代にできてから砂浜の後退が進んだ」と、断崖を見下ろす岬で宿泊施設を営む渡辺義美さん(74)は言う。

 対策として離岸堤や突堤が整備されたが、効果に地域差が生じている。かつて九十九里浜全体で36カ所開設されていた海水浴場は2016年、19カ所に半減した。

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