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火山活発も地震は低調 気象庁が警戒呼び掛け

社会 | 神奈川新聞 | 2019年5月21日(火) 18:18

雨が降る中、一時立ち入りのため大涌谷へ向かう関係業者らの車両=21日午前8時25分ごろ、箱根町内
雨が降る中、一時立ち入りのため大涌谷へ向かう関係業者らの車両=21日午前8時25分ごろ、箱根町内

 活発な火山活動が続く箱根山(箱根町)の地震状況は21日も低調に推移した。気象庁が発表した臨時の火山情報によると、同日の火山性地震は午後3時までで1回。ただ、大涌谷の噴気活動や山体の膨張を示す地殻変動は続いており、「大涌谷の火口域に影響を及ぼす噴火が発生する可能性がある」として警戒を呼び掛けている。

 気象庁によると、微小な火山性地震は芦ノ湖西岸付近を中心に発生している。噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き上げた19日は74回を数え、20日は4回に減少した。


箱根山
箱根山

 より小規模な地震も捉える県温泉地学研究所の独自観測では、19日だけで200回を超えていたが、20日は14回、21日も午後5時までで2回だった。

 温地研によると、駒ケ岳付近などで3月中旬以降、地震の頻度がやや高まり、4月下旬も発生が続いた。5月に入ってからは、芦ノ湖西岸で地震が連日発生し、18日に100回以上に急増した。温地研は「現時点では、2015年など過去の顕著な活動時と比べ小さな変化にとどまっている。今後、活動が活発化するかどうかは判断が難しい」との見解を示している。

 
 

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