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少女わいせつ動画、サイトで提供 「JKビジネス」温床か

社会 | 神奈川新聞 | 2019年5月13日(月) 22:00

 自ら撮影した少女のわいせつ動画をサイトを通じて販売したとして、県警少年捜査課と高津署は13日、児童買春・ポルノ禁止法違反(提供)の疑いで、横浜市栄区小菅ケ谷1丁目、動画販売業の男(40)を再逮捕した。販売サイトは別の人物が運営しており、県警はこうしたサイトが「JKビジネス」や「JCビジネス」の温床になっている可能性も視野に捜査している。

 再逮捕容疑は、綾瀬市に住む当時16歳で高校2年の女子生徒のわいせつ動画1点を画像販売サイトに提供し、2017年12月3日ごろ、サイトを通じて東京都内の30代の男性に販売した、としている。調べに対し、容疑を認め「金が欲しかったので販売した」などと供述している。

 同容疑者は、この女子生徒にわいせつ動画のモデルになるよう勧誘し、不特定多数が閲覧できるサイトへの提供目的で児童ポルノを製造したなどとして、同法違反や職業安定法違反の罪で起訴されている。

 県警によると、同容疑者の自宅からは女子中高生を含む延べ約160人分のわいせつ動画が見つかった。県警は、同容疑者がサイトでの販売を目的に、モデル料などを支払って少女の勧誘や児童ポルノの製造、提供に関わっていたとみて裏付け捜査を進めている。

「性の商品化」薄い自覚 中高生37人補導「楽なバイト」

 今回の事件では、わいせつ動画のモデルとなって報酬を得ていたなどとして、これまでに当時13~17歳の女子中高生37人も不健全な就労で県警に補導された。小遣い稼ぎに目がくらみ、性の商品化に無自覚な少女の実態が浮き彫りとなり、県警は警戒を強めている。

 
 

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