障害者の生活に役立つ情報や、介助機器などを集めた福祉イベント「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド2017」が28日、パシフィコ横浜展示ホール(横浜市西区)で始まった。市リハビリテーション事業団の主催で、29日まで。
今回のテーマは「暮らし」。会場には寝室や玄関、風呂場などがしつらえられ、車いすで階段を上がる昇降機などの利用体験や、生活上の工夫に触れられる。福祉の現場で活動する理学療法士や心理士、ソーシャルワーカーら専門職も参加。段差のある浴槽に入るための補助具の使い方や、療育のアドバイスなども聞くことができる。
車いすバスケットボールをはじめとしたパラリンピック競技もデモンストレーションなどでPRしている。同事業団常務理事の小川淳さんは、「福祉機器も、専門職のアドバイスがあればより有効に使える。どんどん相談してほしい」と話していた。
◇
28日に横浜市西区のパシフィコ横浜で始まった福祉の総合イベント「ヨコハマ・ヒューマン&テクノランド2017」では、福祉車両や車椅子・バギーの展示が目を引いている。
トヨタレンタリース神奈川と神奈川トヨタ自動車のブースでは、車椅子のままスロープで乗り込める仕様にしたコンパクトカーや、踏み間違い防止を目的にアクセルとブレーキの機能を一体化させたナルセ機材(熊本県)の装置「ワンペダル」を紹介していた。
機器展示のほか、作業所の製品販売や介護相談、障害者スポーツの紹介なども行われている。
29日までで、午前10時~午後5時。入場無料。